ご覧いただきありがとうございます。長年おじがコレクションしていたものを出品させていただきますので、よろしくお願いいたします。当世具足一領、櫃付きの出品です。当世具足とは、室町時代末期に登場し、安土・桃山時代には一応の成立を見たと言われる鎧で、その特徴は、体を隙間なく包む形式が採られていることです。すなわち、「籠手」や「佩楯」、「臑当」などの「小具足」を専用品として、胴と一体化し、重装備化することで、背中の部分に隙間があった中世の「腹巻」以上に、体を包み込むことが可能となりました。(web参照)出品物・兜　1点・面頬　1点・袖　1対・籠手　1対・胴　1点・受け筒　1点・脛当て　1対・鎧櫃　1点・「兜」兜は磁石が付くことから鉄製で、全体には黒漆が塗られています。経年による若干の漆の剥離はありますが全体的に漆が残っており綺麗です。兜の裏側には当時の浮張もしっかりと残っており、忍緒も付属します。また吹き返しには金色で「左三つ巴」の家紋が描かれています。「左三つ巴」の家紋は戦国武将「九鬼嘉隆」の家紋で有名です。錣の縅しは非常に良い状態で、切れや色の褪せなく美しい紺色のまま残っています。・「面頬」面頬は磁石に付くことから鉄製で、表面には黒漆が薄く塗られていますが、漆にはサビによる剥離などなく、とても良いコンディションです。また裏側には朱の漆が塗られており、経年により一部に剥離はありますが、素晴らしい状態です。下げは三段で、縅しは兜同様、傷みや切れなく良い状態です。下げも面頬と同様に、磁石につく事から鉄製で表裏には黒漆が塗られています。経年の割に漆の剥離などはなく艶があります。・「袖」袖も鉄製で、黒の漆が塗られています。経年による漆の剥離はありますが、縅しに切れや解れはありません。裏面の布は破れなく良いコンディションです。・「籠手」籠手の金具は全て鉄製で、黒漆がしっかりと塗られています。経年による若干の布の破れや解れはありますが、指を通す紐に切れはありません。鎖帷子には千切れやサビなく、しっかりと黒漆が残っています。・「胴」胴は鉄製二枚胴で草摺も同様に鉄製です。経年による多少の漆の剥離はありますが、揺糸や縅し、背中のクッションに切れや破れなく当時のままです。また背中には受け筒を取り付けるための合当利と待受が取り付けられています。・「佩楯」佩楯の金具は鉄製で、黒漆が塗られています。経年による若干の布の破れや解れはありますが、漆の剥離なく、また体に巻く際の紐に切れはありません。・「脛当て」脛当ては黒漆が塗られた鉄製で、経年による少々の布の破れはありますが、牛革に革特有の硬化はなく、脛当てを装着する際の紐もしっかりと残っています。・「鎧櫃」櫃は経年による欠けなどがありますが収納や甲胄を飾る際は特段問題ありません。古い甲胄ですが、全てが揃っており比較的良いコンディションの1領です。甲胄のコレクションや和室のインテリア、歴史的史料として如何でしょうか？また実際に時代行列などで着用できるようにご自身のお好みで、修復やカスタムをするベースとしてもオススメです。どなたかお好きな方にお譲りできたら幸いです。サイズ組み立てた際の高さ約136.7cm櫃縦...約39cm横...37.3cm高さ...54cm素人ですので専門的なご質問などにはお答えできないのでご了承ください。古いものですのでスレ、サビがあります。神経質な方のご入札はご遠慮ください。落札後はノークレーム、ノーリターンでお願いします。品物を見やすくする為に明るさ・コントラストは調整しておりますが、品物には一切加工はしておりません。ご使用のブラウザにより画像の色味の差異がございます。画像のご確認・ご理解の上、自己判断でのご入札をお願いします。画像にあるものが全てです。配送方法はおてがる配送宅急便でお送りします。送料は落札者様でご負担下さい。現段階では160サイズを予定しておりますが、梱包の状況により発送サイズが異なる場合がございます。あらかじめご了承のほどよろしくお願い致します。その他の出品もしております。出品者のその他のオークションもご覧下さい。